「歌い手遍歴その9」

 最近頼まれたときステージで歌うのはまず森進一の前述の「命あたえて」、「それは恋」、「京都去りがたし」(作詞:売野雅勇作曲:森進一)「比叡おろしの吹く夕暮れは 仕方ないほど あゝ 淋しくて」、「哀の河」(作詞:かず翼作曲:四方章人)「女が死ぬほどつらいのは 愛しながらも 別れる恋いよ」、ちあきなおみ「新宿情話」(作詞:猪又良作曲:船村徹)「新宿は 西口の 間口五尺のポンタの店が」、小林旭「落日」(作詞:川内康範作曲:北原じゅん)「うらぶれこの身に 吹く風悲し 金もなくした恋もなくした」、矢吹健「うしろ姿」(作詞:山口洋子作曲:藤本卓也)「帰っちゃいやと言えないあたし 今夜もくるとは言わないあなた」、新しいところでは福田こうへい「南部蝉しぐれ」(作詞:久仁京介作曲:四方章人)「南部 盛岡 雫石 思えば遠いふるさとよ」、前述した美空ひばり「ある女の詩」、五木ひろし「おはん」(作詞:たかたかし作曲:岡千秋)「許してください 最後まで 信じた私を ぶたないで」などなど。
 歌の言葉を何度も口にして、感情移入してみる。そのうえでどうメリハリをつけるかを考える。各小節の初めの音をくっきりと浮かび上がるように歌う。それを心がけて歌っていたら、このごろは「見違えるほどいい歌い方になった」とプロの人までほめてくれる。でもどこが良くなったのか、自分ではまだわからない。

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