特別インタビュー:
田勢康弘代表が「全日本こころの歌謡選手権大会」にかける思いを語りました!

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「全日本こころの歌謡選手権大会」
主催 一般社団法人 心を伝える歌の木を植えよう会 代表 田勢康弘

 

<この大会でどのようなことを発信していきたいか・・・>

田勢 いい歌がどんどん少なくなっているような気がするのです。そういうことを感じている人がたくさんいると思うし、産業としても日本の音楽ビジネスのマーケットがどんどん小さくなっていって、もはやアジアの韓国に抜かれるところまで来ていると思うんです。
歌が人の心から消えてなくなっていくということはありえないわけだから、どうやってもう一度昭和30年代、40年代のあの勢いのあった時代を取り返すかということをいつも考えてきたんですね。
それを作家の五木寛之さんと話をしていて、「それは君の言う通りだと思うんだが、君がそう思うんだったら君が動いてみたらどうなんだ?君が動いてみたらなんか変わるかもしれないし、僕もできることは応援してあげるよ*」と。
その言葉にそそのかされて、、、、そんなことでいろんな人が、私よりも私を推してくれる人たちの方が本気になってここに至った感じですね。
*五木寛之さんは、「いま北国」「ワイパーはまだ直さない」の2曲詞を提供してくださいました。

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2015年1月10日放送 「田勢康弘の週刊ニュース新書」の1シーン
ゲストは五木寛之さん。すべてはここから始まりました。

 

<今回の課題曲13曲で作品的に意図したものは・・・>

田勢 いっぺんに歌の方向性を変えていくということはもちろんできないので、少しずつ我々ができることは何かということで、ただ、今までの常識と思われていたものをちょっとずつ壊していくやり方ですね・・・。
例えばこの作曲家、作詞家とこの歌手の組み合わせは考えられないとか、それから、1曲2曲不思議な曲が入っているのですが、それは1番2番3番という形を壊してしまって、シャンソンとかポルトガルのファドのようにストーリーでダーッと最後まで行ってしまう、そうすると歌う方は大変なんです。普通であれば1番を覚えれば2番3番は同じメロディーですから。そういうものを壊してみようとかいろいろな実験みたいなこともやっているんですね。
それから、五木寛之さんが書いた詞を小田純平が歌うなんてことはありえないわけですよね。これは我々のこのイベントだからできたことなんです。
 

<世代を超える、跨ぐ、繋ぐ・・・>

田勢 この大会のきっかけの一つとして、戦後、私が子供のころというのは、戦後世代ですから、みんな卓袱台の上の真空管ラジオで歌を聴いていたんですよね。家族全員で。だから歌が、おじいさんおばあさんそれから孫、世代をつなぐ重要な役目だったんですね。
今は世代を隔てているでしょう。若い人の歌を我々が聞いても理解できないわけですよね。ましてや演歌の歌手のコンサートに行くと本当に若い人がいないんですよ。もしかすると自分が最年少だと思うくらいの錯覚もある。完全に分かれてしまっている。これはすごい不幸なことだと思うんですよ。
私は韓国のトロットという韓国の演歌が好きでよく聞きに行くのですが、やっぱり演歌は下火になっているけれども、それでも世代が全部そろっている・・・子供からお年寄りまで。そういう風にもう一回したいと思っているんです。

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4月25日の記者会見でこの大会への思いを語る田勢代表

 

<大会に応募される方に望むこと・・・>

田勢 今はカラオケの点数が出たりするので、点数を競うような番組もありますけれども、それはそれでいいと思いますが、やっぱり大事なことは心を伝えることだと思うんですね。
それから歌の本質はLIVEにあると思うんです。テレビで見てどうだとかCDを聴いてみてどうだとかそういう聴き方もありますけれども、本当に歌というものを楽しむためにはやっぱりLIVEだと思うんですよね。
だからそういうところに力を入れていきたいというのと、それから、私がいろんな歌手の歌をたくさん聴いていて、こんな歌手がいるんだという歌手を無理やり表に引っ張り出したいという気持ちもあります。
 

<心を震わせる歌手の原石が日本のどこかにいる・・・>

田勢 (心を震わせる歌手の原石が日本中に)たくさんいると思う。私は全国を旅芸人のように旅しているような仕事といいますか講演旅行をしているもので、いろんなところに行って、何かそういうもの(地方の歌のイベント)があると顔を出して聞いてくる。本当に歌のうまい人が、こんなにうまい人がいるのかという人が全国にたくさんいるんですよ。
 

<この企画の役割は・・・>

田勢 イメージとして考えているのは、読売テレビが主催した、全日本歌謡選手権。五木ひろし、八代亜紀、天童よしみ、真木ひでと ・・・ この人たちはプロになったけれどもプロとして全然恵まれないでチャレンジして出ていったわけじゃないですか。だからこのイベントも大げさに言えばそういう役割を果たせればいいなと思っています。

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4月25日記者発表で参加アーティストと
左から、小田純平さん、ケイ潤子さん、八代亜紀さん、田勢代表、小松みどりさん、えひめ憲一さん

 

<とんでもない所から、とんでもない個性の歌手が出てくるカギを開けるチャンスになる・・・>

田勢 (カギが)開けられればいいなと思っているのですが、なかなか歌の世界は難しいもので、私は昔、作詞家の星野哲郎さん(故人:日本を代表する歌謡曲の作詞家、今回の課題曲「花一花」は氏の遺作)に聞いたことがあるんですけれども、150曲書いて1曲当たればいい方だと言っておられたので、それを考えると我々は第1回目の13曲ですから、その中からヒット曲を出したいなんて無理かもしれませんが、でも、こういうことを続けていくということは意味があると思っています。

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